小売(国際)

2016年までには、すべてのeコマースの販売の約40%をアジア太平洋地域からの発注が占める。※1

消費者の買い物の仕方やブランドとの関わり方は進化し、オムニチャネルの小売によって小売環境は激変しています。消費者は、店舗販売だけでもオンラインショッピングだけでもなく、その両方を求めています。新しいオムニチャネルショッピング環境では、消費者は店舗を訪れて製品をじかに見たり触れてみたりしてから、家に帰ってオンラインで購入する場合があります。あるいは、オンラインで購入してから店舗に戻る場合もあります。こうしたショッピング行動の変化の結果、小売事業者は競争が高まる市場での成功を目指して従来のビジネスモデルの範疇を超えつつあります。

オムニチャネルの小売は、国内および海外での販売拡大の巨大な機会をもたらしますが、そこには課題もあります。世界中の数多くの多様な顧客に対応することにより、商品をめぐる顧客、小売業者、卸売業者、製造業者の複雑なグローバルネットワークが誕生します。こうして流動的な要素が多くなるため、高コストな途絶のリスクが高まります。小売業者がよりレジリエントなサプライチェーンを構築するには、貨物の輸送方法やサプライチェーン上の位置を問わず、世界中のどこにあっても貨物を紛失や破損から保護する必要があります。

小売業者が直面しているもう一つの問題は、店舗やオンラインでの支払いを安全に受け付ける能力です。最近の消費者は、クレジットカード、デビットカード、ギフトカード、代替決済手段を問わず、安全で便利な支払い方法を求めています。到達する市場を最大化するには、こうした支払いオプションを用意することが不可欠です。クレジットカードの利用が限定されている新興市場や現金での支払いが好まれる市場では、外国海外の主要顧客に到達するために代替決済手段を用意する必要があります。

現在の小売業者は、常に一歩先を進み、顧客の嗜好の変化に対応する必要があります。UPS Capital®は、業界の最新動向を常に把握し、機会を最大限に生かすために役立つ高品質な製品やサービスをご用意しています。

出典:1. UPS Pulse of the Online Shopperグローバル調査